「沖縄県すみれ愛好会」の、2006年最初の自生地観察会が名護市、東村で行われました。この日、名護桜祭りや旧正月とかち合ってしまったため、まず、朝一番で祭り会場近くのオリオンビール工場前街路樹下でリュウキュウコスミレの様々なバリエーションをくまなく確認しました。桜祭りなのに、下草の方ばかり撮影している変な集団を、道行く人々はけげんそうな顔で通り過ぎて行きました。次に、前回確認のリュウキュウコスミレ白花の新しい自生地へ行くと、祭りのため、桜の下はきれいさっぱり刈り取られていて、斜面の一部だけがかろうじて残っていました。その後、東村の新川ダム公園へ行きました。ここは、リュウキュウコスミレとリュウキュウシロスミレの大群落があって、その交雑種らしき株が良く見つかる場所でもあります。リュウキュウコスミレは広範囲に無数に咲き誇っていましたが、リュウキュウシロスミレはまだ数株しか咲いていませんでした。 林道沿いでは、桜の花が満開で、気の早いナンゴクネジバナも咲き出していました。また、サクラツツジの八重咲きの花が見つかりました。何十年も山歩きをしていますが、こんなサクラツツジは初めて見ました。 |